凍結ゼロ 期待と落胆

先の治療経過の記事にも書きましたが、9月初めの採卵では、成熟卵3個、受精卵2個で、2つの受精卵はなんとか胚盤胞まではいきましたが、グレードが低くてどちらも凍結ならず、という残念な結果に終わりました。凍結ゼロは、はじめてではありませんが、結果を聞いた日とその次の日は非常に落ち込みました。前回の採卵(7月)で良好胚盤胞が4つできていたので、今回もいけるんじゃないかとかなり期待してしまい、その分落胆も大きかったように思います。

期待が大きいと落胆の度合いも大きいので、今後はあまり期待せず、結果に一喜一憂せず、淡々とやるべきことをこなしていこうと心に誓いました。

 

遺残卵胞チェックで問題がなければ、10月中旬からまた採卵周期に入ります。

それまでは一旦妊活のことは忘れて、仕事に没頭しようと思います。

治療歴

2016年11月 

   Aクリニックでの採卵1回目 

   完全自然周期採卵(乳腺に問題がある可能性があったためホルモン剤使用せず)

   結果:採卵数1→巨大卵子だったため廃棄

 

2016年12月

   Aクリニックでの採卵2回目

   完全自然周期採卵(乳腺に問題がある可能性があったためホルモン剤使用せず)

   授精方法:顕微授精ICSI

   精子:凍結精子使用

   結果:採卵数1→受精せず

   培養士の方から、次回は新鮮精子をお勧めするという話があった。

   通常は凍結精子で問題ないが、今回は、凍結・解凍によって、

   使える精子が減り、選択肢が少なくなってしまったらしい。

 

2017年2月 

  Aクリニックでの採卵3回目

   乳腺の病理検査結果が出る→問題なし→ホルモン剤使えるようになる

   誘発方法:クロミッド1日一錠内服(25mgかな?)、トリガーはスプレキュア

   授精方法:顕微授精ICSI 

   精子:新鮮精子使用(院内採精)

   結果:採卵数3→受精卵2→分割胚1、胚盤胞1

  (クロミッド内服の影響で内膜薄くなっていたため分割胚移植は見送りに)

 

2017年3月

    Aクリニックでの移植1回目

    2月の採卵でできた凍結胚盤胞を戻す。移植日内膜11mm

    移植方法:自然周期

    結果:判定日のHCG5前後。

    着床はしていると思われるが、この数値だと継続は困難と言われる。

    次の診察でHCGが下がり、化学流産決定。

 

2017年5月

    Bクリニックでの採卵1回目(採卵通算4回目)

    誘発方法:最初の数日はフェマーラ(レトロゾール)内服とフォリルモン150注射

    ガニレスト開始後はHMGフェリング225、トリガーはブセレキュア

         授精方法:顕微授精IMSI

    精子:新鮮精子使用だが遠方からの持ち込み。

       病院に提出するまでに3時間かかる。

    結果:採卵数4、成熟卵3、受精卵1→分割停止。凍結ゼロ

    一つも凍結できず、ショックを受ける。結果がよくなかった一つの要因として

    フェマーラが合わなかった可能性があるとのこと。

    ガニレストを打ってもLHが早い段階で高くなってしまった。

     AMHが高めであることから、OHSSを防ぐためにフェマーラを

     使うことになったのだが、次回の内服薬はクロミッドでいくことに。

   採精から提出するまでに3時間かかったことが治療に影響したかどうかは不明。

   

2017年7月

   Bクリニックでの採卵2回目(採卵通算5回目)

   誘発方法:最初の数日間はクロミッド1日2回内服と隔日でフォリルモン150を注射

   ガニレスト開始後はHMGフェリング225、トリガーはブセレキュア

   採卵周期前にマーベロンで調整。

   授精方法:顕微授精IMSI(半分はカルシウムイオノフォア)

   精子:新鮮精子使用(院内採精)

   結果:採卵数8、成熟卵7、受精卵6

     →胚盤胞4(5日目4AA、4AB、4AB、6日目4BB)→全部凍結

   前回の採卵では凍結ができなかったので嬉しかった。OHSS軽度。

 

2017年9月

   Bクリニックでの採卵2回目(採卵通算6回目)

   誘発方法:最初の数日間はクロミッド1日2回内服と隔日の注射

   HMGフェリング150

   ガニレスト開始後はHMGフェリング225、トリガーはブセレキュア

   採卵周期前にマーベロンで調整。

   授精方法:顕微授精IMSI(3個中2個はカルシウムイオノフォア)

   精子:新鮮精子使用(院内採精)

   結果:採卵数3、成熟卵3、受精卵2→二つとも胚盤胞になるが、

        グレードが低く、凍結基準に満たず廃棄。

        凍結できなくてとても残念。

 

 

  

自己紹介

はじめまして。東京都内で不妊治療に取り組んでいるキュウリと申します。

2015年に38才で結婚し、2016年に夫の重度乏精子症が発覚しました。

2017年9月現在40才です。

最初に行った近所の泌尿器科では精子が一匹も見つかりませんでしたが、男性不妊の専門家がいる大学病院を受診したところ、少ないながらも見つかり、乏精子症と診断されました。自然妊娠、人工授精およびふりかけ式の体外受精での妊娠は期待できないことから、最初から顕微授精一択で治療を開始しました。これから少しづつではありますが、自分の治療歴、そして今行っている治療を書いていこうと思います。

 不妊治療をされている方のブログからは学ぶところが多く、これまでも何度も助けられたことから、自分の治療の記録をブログに残すことにしました。文才がないので、面白くない文章になってしまうと思いますが、治療を受けていらっしゃる方のお役に立てるところがあれば幸いです。